STAFF Report

E320 カブリオレ (W124) ワンオフ製作STORY

東京都 Y様
W124のなかでこの車種だけは、ほとんど他社からマフラーがラインされておりません。そんな中、
「この車に付く、斜め出しのマフラーがいい」
とおっしゃるので、E.F.S.マフラーW124のデータをベースに、パイピングはワンオフ製作となりました。

W124-04
出来上がりの様子(センター)です。

W124-04
こちらは左側の画像です。
カブリオレ、いわゆるオープンカーになっているおかげで、下回りの補強が他のW124に比べて非常に強固なものとなっておりました。

車両装着イメージ

お客様のご希望は

  • 斜め出しのテールであること
  • この形のテールの特徴である、迫力のサウンドが楽しめること

とのことでした。
W124という車種のマフラー自体はこれまで数え切れないほど作り続けてきましたが、カブリオレだけはどうしても生産ラインに乗せることが難しかったのです。
オープンカーであるがゆえ、セダンやクーペと同等の強度を持たせるためか下回りにかなりの補強が施されており、マフラーのパイプを通すスペースが非常に狭いのがこの車の特徴です。
現車合わせ加工により、これらの問題を1つ1つクリアしながらなんとか1日で完成させた代物です。

W124って、やっぱり名車の部類に入りますよね。
流線型デザイン志向の強い現代においてもやはり迫力ある見た目ですし、W123・W126やW140などと並んで「これぞメルセデスベンツ!」と言わんばかりの迫力を持っていますし、「メルセデスベンツ純血最高傑作」と賞賛されるお客様も結構いらっしゃいます。
並行車・ディーラー車で若干マフラーが違ったり、長い年月製造されていたモデルということもあり車両自体が様々な状況に陥っているケースも良くあります。
(たとえば、マフラーをはずそうとしたら、ボルトとフランジが錆で一体化してしまいどうにもならない。マフラー交換作業中に上から降ってくるATFで体中オイルまみれになった等々・・・。)
下から車を見ることって滅多に無いと思います。だけらこそ下から見てやることで見つかることも多くあります。
こちらのお車のオーナー様もそんなW124に魅せられた中の一人のようで、御自分のお車にイメージどおりのマフラーが装着でき、大変ご満悦のご様子でした。
とりあえず、「オッケ~♪」かな?

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